commuting’s diary

のちのちまとめていきますが、備忘と勉強の為に日々書いて行き、読んだ人の役に立つ状況まで昇華出来たらと思ってます。スタートのブログを読んでいただくと分かりやすいかもです。

営業マンが対面で話しをする理由

 メールや電話という遠距離に安価で情報を伝える事が出来る時代に、わざわざ会って対面する理由は、『情報量の違い』からである。

 

それぞれの持つ情報を整理してみると、

メール:文章

電話:喋り言葉、声の大きさ・スピード・トーン

対面:喋り言葉、声の大きさ・スピード・トーン、表情、空気感、服装、人間性

 

伝える情報量が対面の方が多くなるので、言葉足らずでも正しく伝わる可能性が高くなる。そればかりか、それを補う表情や空気感もあり、受取る側も伝わりやすい。

 人を説得するには、ロゴス、パトス、エトス、が必要だとアリストテラスが言っており、現代も一緒だ。それは、論理、感情、信頼がすべてが揃ってこそ、人に伝わるというもので、それを得る為には、対面の方が良い。

 実際、クレーム処理時にする電話より対面の方が許してもらえる確率が上がるのは、すべてが伝わるからである。

 メールや電話は、移動にかかる時間とコストを考えると限界費用が下がる事から単純に良いと思われるが、情報量が少なくなり、伝えたい事がうまく伝わらず、思わぬ内容が伝わる可能性がある。

 これを理解せず、すべてをメール・電話とするのは、何かを伝える難しさを理解していないとしか思えない。