commuting’s diary

のちのちまとめていきますが、備忘と勉強の為に日々書いて行き、読んだ人の役に立つ状況まで昇華出来たらと思ってます。スタートのブログを読んでいただくと分かりやすいかもです。

日本を海外に伝えるには、どんな本が良いのか(本)

結論から言うと、岡倉天心茶の本」、新渡戸稲造「武士道」、渋沢栄一論語と算盤」。

このあたりが、良かったです。本をあまり読まなかった人間でも現代語訳を読んだら有名な理由が分かりますし、この人達の言葉が明治に書かれた言葉ではなく、同じ時を過ごしているような感覚すら覚えます。茶の本と武士道は、日本の根底にある倫理観や自然感、人との関わり方が分かる。何気なくルールになっていることや根付く感覚を言葉にするとこんな感じで、これ以上の表現は、きっと世の中に存在しないであろうと思うぐらい、素晴らしく、読んでいて気持ちが良い。現代でいうと落合陽一さんの言葉がそれと同じ感覚を味わえる。

日本を代表する建築家、新国立競技場を設計者である隈研吾茶の本の影響を受けており、、「自然に負ける建築」をテーマに日本心を建築で表現している。たしかに全て、自然と建物間に壁で区切らず、格子のようなもので作り、曖昧にして、また、そこから見える景色も、建築の一部に取り込み。自然の中に住まわしてもらうという茶室に通づるものがある。彼の建築を見学するとそれがすごく感じられる。

武士道での会社に対する滅私奉公だったり、日本人特有の人間との距離や干渉する理由がそこに全て書かれてます。海外の方はこのような日本人では当たり前のように思えることが不思議であったり、文化を感じると思う。日本ってどんな国に対する答えとして最適、ぜひ。